藍 – Hug/kumu
藍という植物を地球上に与えてくれた神に感謝を…
自然界からの色 <月と共に育まれた色>には教科書はなく、自分だけの色が生まれます。
2014年より10年通わせて頂いている紺屋さんは、明治時代から代々受け継ぎ創り続けてきた染料や染め技法を少しづつ伝授し、知恵をわけ与え、染料になる受け継いだ藍の種を種蒔きしました。
昔は日本のどの地域にも藍染はあったことから、萌蘖はその土地土地の藍色を展示と共にご紹介していきたいと思います。
輪になり、ひらき、繋がりますように… Hug/kumu(育む)活動を行っています。
「正藍染」
この製品は滋賀で代々その技を受け継がれている紺屋さんで一枚一枚手染めをしています。染料となる藍の葉を育て、乾燥させたあと、約100日間醗酵させて染料となる「蒅(すくも)」をつくります。その「蒅(すくも)」を藍建てした後に染めるため、デニムなどで用いられることが多い化学染料のインディゴ染めよりも、色素の粒子が大きく、非常に色落ちしにくい所が特長です。野良作業着としても、次の染め直しまで洗わなくても大丈夫といわれるくらいに、匂いも付かず汚れもすぐに落ち、抗菌、防臭作用があり、真夏、真冬時も体温調節にも優れています。また、虫やマムシなど悪いものを寄せ付けないというような効能も素晴らしい特徴です。お洗濯は、タライなどで水洗いのみで構いません。
薬を服用するといいますが、藍の洋服はその役目を果たせる衣として、薬を処方するかの如く提案をしていきたいとの想いで創り続けています。どうぞ味わい深い自分だけの藍色に長くおつき合いください。
より強くより美しく、”ノラふく”という名の衣として・・
These garments have been individually dyed in the Shiga prefecture by a 紺屋(Kouya), whose techniques have been passed down many generations.
After growing and drying the Ai plant, it is then fermented for approximately 100 days to create the dye called 蒅 (Sukumo). Due to the fact that the 蒅 goes through the process of 藍建て (aidate), the particles in the dye are larger than that of those in indigo dye, making the Sukumo dye much harder to discolor.
It is said that clothes dyed in 藍 do not smell, do not get dirty easily, antibacterial, regulate temperature during summer and winter, and do not need to be washed until it is re-dyed. In addition, clothes dyed in 藍 have other wonderful characteristics such as repelling bugs and vipers. These clothes can be hand washed in a basin.
We would like for you to use these clothes as a form of medicine, to keep your inner balance, and to maintain your physical condition.
Wear these unique garments as your own color
Be stronger, more beautiful with "Norafuku"
立命館大学生卒論映像作品
空気に触れ色が変わる一瞬、長く着られる服、植物の巡り、受け継がれてきた染めの技法。
藍染めの服に織り込まれた様々な時間について、明らかにする。